営業推進部

大変さも醍醐味のうち。多くの経験を経てこそ今がある。

2009年4月入社
営業推進部

Profile

自然科学研究科機械システム工学出身。これまでに開発、製造、販売に関わる一連の業務に従事してきた。在宅勤務やフレックスタイム勤務制度を積極的に活用。大切にしている言葉は「継続は力なり」。

この業界と帝人ナカシマメディカルを選んだ理由は何ですか?

工学的なことで人の助けになりたいとの思いから、ものづくりで医療に貢献できる企業を探していました。当社のことを知ったのは大学3年次のインターンシップでのことです。実際に職場体験をした時、その雰囲気のよさが印象的で。体験の際に一緒に対応してくれた人や、成果報告会で出会ったいろいろな部署の人の対応に、風通しのよい社風を感じました。ナカシマグループの「最適創造の精神で一人ひとりにあったものを提供する」という企業コンセプトに共感できたことも大きなポイントでした。

どんな仕事をしていますか?

開発部に2年、製造部に2年、営業部に4年、そして現在の営業推進部に5年と、これまでさまざまな業務に従事してきました。開発部では手術器械の開発、製造部では実際にできた製品の検査や在庫管理、包装資材の設計、営業部では関東の物流拠点立ち上げなどに携わりました。現在の営業推進部では法人営業を担当しており、当社の製造ノウハウを生かして他社からの注文に応じた医療機器を社内で開発・製造し、顧客に納品するという業務を主に行っています。

大変だったのはどんな仕事ですか?

営業部の時、関東に新たな物流拠点を設けることになり、何もなかったところに一から物流拠点を作りあげるという経験をしました。医療機器の出荷・返品に関する手順書を作ったり、在庫を関東、岡山本社にどう配分するか考えたりなど、物流に関わる多くの部署の進捗状況を管理するのが大変でした。
現在の法人営業では、顧客からの難易度の高い要求への対応に苦心しています。私は顧客と製造現場の間に生じる課題を調整する立場なのに、最初の頃は顧客の要望のまま納期を縮められないかと伝え、よく製造現場から反発されました。
また最近では、競合企業が国内での供給が難しくなった医療機器を欠品させることなく、当社が安定供給を継続するためのプロジェクトに取り組みました。海外の製造元との契約締結や製造納期、薬事の認証取得、社内の受け入れ態勢を整えるなど様々な調整を半年間でやり遂げました。営業推進部の仕事は多岐にわたるため、大変なことは多いですね。

どんなところにやりがいを感じますか?

顧客第一なのはもちろんですが、そこに至るまでに多くの部署が絡むわけですから、それぞれがうまく回っていかなければなりません。自分の部署だけでなく後の工程に迷惑がかかってはいないか、情報がわかりやすく流れているか、無理なスケジュールになっていないか。その調整のためには、上司のみならず現場の方と話をし、現状を理解することが大切です。いろいろな人と関わり、課題について事前の調整がうまくいき、落とし所が見つけられた時はやりがいを感じます。大変ではありますが、その中にこそ醍醐味があると思っています。

いろいろな仕事を経験して思うこと、また自分の成長を感じるエピソードは?

どの仕事においても、その場その場で自分なりに何ができるかを考え、がむしゃらにやってきました。図らずもいろんな経験をしてきたおかげで、何が起きても動じなくなったし、常に何が課題でどうすれば解決できるかを考えるようになりました。「部分最適」ではなく「全体最適」を常に心がけるようになったのは、成長の証と言えるかもしれません。
「継続は力なり」という言葉を自分の中で大事にしているのですが、諦めなければちゃんと結果はついてきます。それを知っていれば、新しい環境に行ってもめげずに頑張れる。自分の足でトライ&エラーを繰り返しながら経験したことは何よりの強みだと思っています。

会社についていかがですか?

提携や買収を通じ、これからの動向に大きな可能性を感じています。当社の社員たちはみんな真面目。今は目の前のことに集中し、全力疾走している感じなので、もっとゆとりを持って仕事に取り組めるといいですね。
個人的には勤務時間に関する社内制度を利用し、効率的な仕事を目指しています。コロナ禍の時から在宅勤務は週1回。通勤時間が長いので助かっています。また、朝早く出社し、夕方早めに退社するフレックスタイム勤務制度を活用し、子どもの保育園の送迎や子どもと過ごす時間に活用しています。下の子どもは年長組なので送迎できるのは今の時期しかありませんし。

今後、チャレンジしてみたいことや展望は?

当社は人工関節や手術機器を供給していますが、それだけでいいのかと日々考えているところです。例えば、痛みの傾向がある患者さんへの啓蒙活動だったり、人工関節に代わる再生医療の分野だったり。具体的なアイデアはこれからですが、みんなで知恵を出し合って自分たちにしかできない新しい何かを模索していきたいです。そのためにいい人材やチームが作れるよう、自分自身も日々勉強し、成長を続けたいと思います。

後輩たちにメッセージをお願いします。

インターンシップや合同企業説明会は企業が見える場。そういう意味では、たくさんの人と会うのは大事ですし、最初から可能性を一つに絞るのではなく、いろんな会社や業界を見た上で判断してもいいのではないでしょうか。自分の内面と向き合い、妥協することなくやりたいと思えることを見つけてほしいです。
岡山からより良い製品やサービスを提供していきたいという熱い思いで頑張れる人と一緒に働けたらいいなと思っています。失敗を恐れず、成功するまで挑戦できる人が来てくれるのを待っています。

営業推進部