安心安全な製品の鍵を握る滅菌業務は私の誇り
Profile
工学部化学生命系学科出身。入社以来、品質管理課にて、安全な製品を保証する滅菌業務に携わる。趣味は登山。「何事も楽しむこと、学ぶ姿勢を忘れないこと」が日々の信条。
この業界と帝人ナカシマメディカルを選んだ理由は何ですか?
幼い頃の夢は薬剤師でしたが、大学進学時に”薬剤師”としての仕事よりも薬を創るという所謂「ものづくり」のプロセスに興味が湧き、工学部への進学を決めました。しかし、就職活動をしていく中で、企業の研究職に就くには修士号や博士号を取得していないと厳しいことを認識。それでも大学時代に得た理系としての知識と、磨いた英語力を活かせる医療業界での仕事がないか探していた時、合同企業説明会で世界を視野に展開するナカシマプロペラ(株)と当社を知り、直感的にこの会社で働いてみたいと感じました。集団面接の際、大学での研究テーマについて熱く語る人が多い中、学部生だった私はそんな話ができるはずもなく不安で。大学での研究テーマに加えて短期語学留学や大学の授業を通じて英語を頑張ってきたことについてアピールした結果、内定をいただいた時は嬉しかったです。
どんな仕事をしていますか?
入社以来、今の部署で、一貫して医療機器の滅菌に関わる業務を行っています。
体内に入れる医療機器は、感染症などが起こらないようにするために無菌状態でなければなりません。製品である医療機器は機械加工などの工程を経て形づくられた後、洗浄、包装、滅菌という様々なプロセスを経て出荷されます。私はこれら洗浄から滅菌までの工程を経た製品が、本当に無菌状態になっているかどうかを定期的に検証する業務に従事しています。
さらに、これらの検証内容は第三者的な機関が確認を行います。自分では納得していても、論理的に実証されないと認めてもらえません。製品を世に送り出す前のとても重要な工程であり、責任の重い仕事です。
大変だったのはどんな仕事ですか? そこから学んだことは?
入社1年半くらいの頃、部署の先輩が会社を離れることになり、ある仕事が私に回ってきました。まだ経験も少なく、何もわからない状況で試験計画立案から実施までを外部機関との協働で行っていくのです。規格書や文献をひたすら読み、なんとか成し遂げた喜びも束の間、定期的に実施する試験だったので、直ぐに次の試験が迫っていました。先の見通しを立てて仕事ができるようになったのは、つい最近のことです。
この経験を通じて、会社として常に同じレベルで製品が提供できるようにしておかなければならないということを痛感しました。私が携わっている洗浄から滅菌という工程は、製品品質を保証する重要な工程になります。ミスが許されない仕事であるので、日頃から正確で、丁寧な仕事を心がけています。
どんなところにやりがいを感じますか?
例えば、新たな設備や治具を導入して作業時間を半分に削減できたり、新たな付加価値を加えることができたりした時です。実際に製品を使用する医師や患者さんに直接お会いする機会はありませんが、製造現場や営業の声を聞きながらベストな方法を考案し、みんなの働きやすさに繋がるならば、それが何より私にとっての喜びであり、やりがいです。
会社についていかがですか?
若手であっても自分の意見を主張できる風土があって、風通しが良い職場だと感じています。また教育制度も充実していて、英会話教室の通学や資格取得の補助などがあります。これらの制度を活用して、1年に1回、何かの資格を取得することを目標にしています。
自分の成長を感じるエピソードはありますか?
新入社員の頃に「目的を理解して仕事をしなさい」と指導されました。この仕事をすることで何に繋がるのか。以来、常に優先順位をつけて仕事に取組むことで、限られた時間の中で成果をあげられるよう励んでいます。学生時代と比べて、物事をよく考え、計画的に取り組むようになったと感じています。
今後、チャレンジしてみたいことは?
入社以来 同じ部署で働き続けているので、今後は多角的な考え方ができるように新たな業務にも挑戦したいです。英語を勉強してきたので、何かしら活かせる仕事、例えば、海外に工場を設立する際の立ち上げに関わるなど、海外と関わりのある業務に携わってみたいですね。
後輩たちにメッセージをお願いします。
就職活動の時期は自分の人生を決める大切な時。私も工場見学や企業説明会、大学で開催されたOBOG会などに足を運びました。様々な業界で働く社会人の話を聞けるのは 就活生ならではの特権だと思います。
また、自分自身を振り返って感じることですが、会社では限られた時間内で成果をあげなければなりません。だからこそ、自分で考え、自発的に行動できる人、活発な人が入ってくれると嬉しいです。
どうかみなさんにとって「ここで働きたいと」思える一社に巡り合えますように。ご縁があれば、ぜひ一緒に働きましょう!